
白米を食べて糖質のケアができる。一見すると画期的な商品のように思える。
「白米どうぞ」の謳い文句
公式ページからの抜粋です。
お米と混ぜて炊くだけでGI値が低くておいしさそのままの白米が炊ける
粉状の炊飯用調味料のようです。いつも通りの研いだお米と水に混ぜて炊飯するだけで完成します。
酵素の力で通常の白米に比べ、糖の吸収が穏やかな白米が炊ける
この酵素とは、味の素が開発した独自の酵素であり、「お米のでんぷんが消化されにくい構造に変化」し玄米並みにGI値が低くなるようです。
この酵素の作用のメカニズムについては公式ページに詳しく書いてあります。
いつもの白米と変わらないおいしさ!
味が変わらないのはいいですね。
「白米どうぞ」は医師がおすすめしています。
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…なんか段々怪しくなってきた気がするのは気のせいですか?
不足しがちな食物繊維も配合
お米1合分に、糖質ケアに嬉しい食物繊維がレタス1/2個以上含まれています。
レタス1個300gで換算しているとのことなので、半分で食物繊維が1.7g摂れるようです。レタスはほとんどが水分なので、野菜の中では特別食物繊維が多い方ではありません。
またレタスの食物繊維は「不溶性食物繊維」で腸内環境を整え便秘の改善に役立つタイプの食物繊維です。
意外と知られていませんが、糖質ケアに役立つ食物繊維は「水溶性食物繊維」。主に海藻類やごぼう、大豆などに含まれます。
後でお見せしますが、原材料を確認すると「デキストリン」が含まれています。これは「水溶性食物繊維」です。これで糖の吸収を抑えることもできるわけですね。
(なんで種類の違う食物繊維を含む野菜で例えたのでしょう。分かりやすさ優先ですかね?)
一般に冷凍・解凍時に品質は劣化しやすいですが、「白米どうぞ」で炊いたご飯は冷凍・解凍時も変わりにくく、おいしく味わえます。
…なんか、いよいよ怪しいですね。天然のものは基本的に日持ちしないものです。それが変化しにくくなり、劣化しにくくなるなんて…。
気になって仕方がないので、さっそく原材料を確認してみましょうか。
「白米どうぞ」の原材料
食物繊維(タイ製造)、デキストリン、植物油脂/酵素、トレハロース、乳酸Ca、調味料(アミノ酸)、pH調整剤
まず気になるのは、「食物繊維」と「デキストリン」が並んでいるところです。お米に溶かすのですからどちらも水溶性食物繊維のはずです。ならなぜ分けてあるのか。分からないのでGeminiに聞きました。

食物繊維は糖の吸収を緩やかにする機能担当、
デキストリンはお米らしいツヤや食感を生み出す整形担当
どちらも同じ食物繊維ですが、役割が異なるようですね。
次は植物油脂。栄養成分表を見ると脂質はゼロと書いてありますのでほんの微量なのでしょうが、どうしても入れる必要があったのでしょう。UPF的な使われ方であれば、おそらく見た目の問題か味の調整でしょうか。
最後に気になるのは「調味料(アミノ酸)」でしょうか。味の素が出している商品でアミノ酸といえば、もうお分かりですね。グルタミン酸、うまみ成分ですね。
そのままのおいしさ…なのか?
「白米どうぞ」はいつものお米に酵素を入れて、糖質を変化させることで糖の吸収を控えめに、低GIを実現するといった商品です。
しかし原材料を確認したところ、白米に「糖の吸収を緩やかにする食物繊維」「微量の植物油脂」「うまみ成分」を添加していることが分かりました。
天然の食材であるお米をUPFに近づけてしまうのです。
酵素の働きにケチをつけるつもりはありませんが、この商品を手に取った方に伝えたいことがあります。
野菜を食べると、食物繊維が摂れます。水溶性食物繊維も不溶性食物繊維も取れて、自然な形で栄養も補給できます。消化器官も元気に動き、消費カロリーが増えて痩せやすくなります。
また、温かいお米よりも冷えたお米の方が糖質の吸収が緩やかになると言われています。ぜひお試しください。

